【子どものいじめ・学校の実態】親が気になる対処法:知らなければ動けない、失敗をしないために必要なこと
2025.01.30

いじめ問題は、子どもや親にとって、
一番心配な問題であるといっても言い過ぎではないと思います
学校で友達と楽しく学習をし成長していく、
そんな成長曲線を描いていくことを理想に
イメージするのが親です
大切な子どもを学校に入学させ、日々の生活の中で
期待と不安の中でワクワクしながら
子どもを見守っているのが親です
親の心配の大きな原因は、
「学校の様子が見えない」
ことにあります
想像するしかないのです
どうしても不安が広がる中で、
悲観的に考えてしまうこともあります
今回は、一般的な話を避け、
学校で長年勤務した来た経験から
「いじめ問題」の取り組みや学校の実態について
お話ししたいと思います
その中で、質問したいこともあると思います
遠慮無く質問していただけたらと思います
※質問は電話やメールで
私のいじめに対する取り組み【基礎編】
まずは、「どんな学級をつくっていくか」です
「いじめや子どものトラブルを防ぎたい」
「いじめをなくす取り組み」
をしたい
この思いは正しいのですが、これだけでは、子どもたちが
いじめやトラブルを起こさない集団にはならないのです
基本的に学級集団は、子どもたちの集まっている集団ですから
その中の人間関係でトラブルは発生します
これはあって当然です
トラブルの皆無な集団や学級はありません
学校は民主主義を大切にしています、が、
民主主義である以上、意見の食い違いや個々の考え方の違いが
表に出てくるものです
当然、子どもたちのぶつかり合いが発生します
意見もない、食い違いもない、何もない
となると、むしろ恐ろしいことです
自分の意見が言えないのですから、
子どもたちが対等でトラブルや意見の食い違いが発生することは
とても健全なことです
トラブルがないからよいことだ、
ケンカがないから良いことだと
事なかれで良いことと判断をしてはいけないのです
学校は、意見が食い違えば、話し合ってお互いが歩み寄り、
トラブルがあれば、トラブルをどのように解決するのか
解決の方法を学ぶという大切な学習があります
これらのことをしっかりと踏まえながら
個々の子どもたちの個性や考え方を
尊重できる学級集団にしていくことが大切です
健全な思考のできる学級集団では、仮にトラブルが発生しても
正しい判断力を持った学級は、正しいものの見方ができ、
正しい方向に向かって進んでいくことができます
むしろトラブルで学級や個々の子どもが成長するのです
もしもいじめ問題などの人権の問題が発生しても
解決していくことができる学級として
子どもたちの地盤になっていくのです
4月から、子どもたちとともに正しい判断力を持った
学級をつっていくように指導していきます
いじめに対する取り組み【学級づくり】
まず最初に、子どもたちにどんな学級にしていきたいかを考えてもらいます
これが、始業式に、私が最初にすることです
①どんな学級にしたいですか
②どんな一年にしたいですか
問いは2つです
子どもたちは、銘々自分の考えをプリントに書いてくれます
自分たちの学級、そして自分たちの一年、
良い一年、楽しい一年、仲間と仲良く楽しく過ごし、
6年生であれば、卒業していく、
そうありたいですよね
①の「どんな学級にしたいか」
で出されたみんなの意見をまとめていきます
そして、何点かの学級目標ができていきます
みんなでつくった学級目標です
先生から与えられた目標ではありません
学級の掲示によく見られるのは
「仲良く楽しい学級」
などの目標を学級の後ろや前に貼ってある
「飾り」となった学級目標です
あなたも授業参観などで目にするのではありませんか?
目標はつくっただけでは仕方がないのです
学級の飾りになってはいけないのです
取り立てて、大きく貼っておく必要はありません
大きい掲示ほど心配ですね
要は、子どもたちがみんなの力で、自分たちのつくった願い
目標に、向かって進むのかどうかです
学級の「憲法」とも言うべき「学級目標」です
目標を達成することができたら、最高です、が
達成できなくても良いのです
大切なのは、みんなの気持ちが目標に向かっていくということです
一年間、学習でも活動でも、修学旅行でも、
卒業式をつくることでもいいのです
4月につくった目標が、子どもたちの願いが、
地下水のように流れきることです

学級は5月の連休明けまでが分水嶺
学級担任の私は、4月からゴールデンウィークは、
大変慎重になります
学級がスタートして、この時期にどんな学級へと向かうか、
形作られる時期だからです
子どもたちも、新しい学級・学年で緊張気味です
そして、この学級や学年が、
前学年で落ち着きがなかった場合は
非常に心配な時期になります
5月を乗り越えていくと少しずつ安定感のある学級になっていきます
そして、二学期を迎えたころには、
卒業に向けてしっかりした子どもたちに変容していきます
分水嶺を乗り越えたときに迎えることができる景色です
子どもも学級も成長していきます
しっかりした子ども、しっかりした学級
こうなってくると学級担任は、楽です
「子どもに任す」事をしていけばよいのです
子どもたちは、どのように考え、進んでいけば良いのか
十分に理解しています
物事の善し悪しの判断ができるのです
一年中手の掛かる学級は、教師が中心になって
「こうしなさい」「ああしなさい」と、
指示を出し続けている学級です
子どもたちが自ら考えて
進めていくということをできる力が付いていない
教師の立場からいうと、
子どもに力をつけられていないのです
子どもたちが考える、子どもたちに考えてもらう
「子どもたちが主役の学級」です
自分たちが主役であることを理解している子どもたちであれば、
指示待ちっ子も少なくなっていきます
学級に問題は起きることはあるの?その時子どもは?
学級の基盤が大切なのです
何よりもです
学級の環境が良くないといけません
良いことは「良い」
良くないことは「良くない」
子どもたちが判断できることです
いろんな問題やトラブルがあって、
子どもに良いこと良くないことが判断できない学級、
判断力・判断基準を持たない学級集団になってしまうと
何かトラブルが起きて解決しようというときに、
正確に適切に、適正に公正に判断できません
最悪の状態が学級崩壊です
同じ子どもたちや学級集団であっても、
天と地ほど違う
全く違った学級になってしまいます
良くなれば良くなる、悪くなれば悪くなるのが
学級であり子どもたちです
良くなればどんどん加速的に、
良くなっていくのが学級です
公正に判断できる学級になっても
もちろんトラブルは発生します
健全な学級の姿です
トラブルや問題が発生したときに、
その時が学級の力の見せ所です
土台がしっかりしていますから、
トラブルや問題は、個々の子どもの個人的な問題になります
個々の問題は無くなりませんが
改善していき、個々の子どもたち一人ひとりがよくなります
笑顔で生活するようになります
学級としての大きな問題に発展しない状態で、
個々の事案に取り組み、
解決と改善、指導をしていけばよいのです
学級として揺るぎないドシッとした状態、
教師も安心できます
どう転ぶか分からない不安定な学級集団では、
どれだけ教師も不安なことか、、、

いじめを防ぐ取り組みに生かす
それでも「いじめ」は心配です
「みんなが笑顔で楽しい学級にしたい」
私の目標です
教師生活中で常にめざしてきた大目標です
子どもたちが4月に書いた
①どんな学級にしたいか
②どんな一年にしたいか
個々の願いを集めてつくった学級目標に向かって
学級を子どもたちとともにつくっていきます
しっかりした学級集団をつくることが、
「いじめを防ぐ」
土台になります
楽しい学級、楽しい一年になるのです
子どもたちが思うことや考えを自由に
何でも言える学級でなければいけないのですが、
子どもの性格によって
「何でも言える」ことは、結構ハードルが高いものです
大人の私たちも何でも言えるのかというと、難しいことですよね
そこで、どのように子どもたちの様子を知り、
子どもたちがよりハードルが低く、
自分の気持ちを表し伝えることができるか、
「手立て」を用意することです
学級づくりの土台の上に、
「アンケート」を活用します
ほとんどの学校では、
学期に1回の「いじめアンケート調査」を実施していますが、
アンケートの仕方が問題です
学期1回ではあまりにも少ないと思います
アンケートを実施したときは、特に何も無かったが
その後に気になることが起きた
十分考えられます
年間3回のアンケートでは、「点」であり、
「線」や「面」でなければならないのです
【私のアンケートの取り組み】
1.毎週金曜日に行います
用紙は、金曜日の朝に配布します
2.朝の間に回収し、各自のアンケートを確認します
3.気になる内容があれば、帰りまでに様子を聞きます
4.気になる内容に対応します
5.アンケートは、綴じて一年間保管します
※子どもたちには常時アンケート用紙を一枚渡して起き、
いつでも困ったことがあるとき、
書きたいときに、
書いて私に渡せるようにしておきます
保管する理由は、いつどんなときに、どうだったか
子どもの一年間の感情や意識の流れをエビデンスとして
理解することができるからです
子どもも人間です
私たち大人は、子どもは「いつでも元気である」
という幻想を持っています
子どもも、気分が乗らないことも、
元気が出ないこともあります
アンケートを毎週行うことによって
子どもとアンケートについて話することも可能です
何もなければ、子どもに声をかけることも
難しいですよね
そんな子どもたちの様子、気持ちに常に目を向けておくことで
知る手立てを持っておくことで、
いじめ問題だけではなく
子どもたちの様々な課題や問題にコミットメント
することが可能になります
「子どもを知る手立て」
方法は、何であれ
子どもを見て、気になったら話すことを
心がけることです

学校
いじめ問題は、
「いじめ防止対策推進法」が
平成25年に制定されるに至りました
非常に深刻です
この法律には、いじめ防止のための基本理念や体制、
国や地方自治体の責務などが定められています
学校には、いじめ防止対策組織を設置し、
各学校のいじめ防止対策基本方針に基づいて
組織的に対応をしています
法律が制定されるということは、
教育に関する様々な法、学習指導要領に加えられたということです
非常に重い現状があるという証です
いつ何時、子どもが、
いじめられる側に立つか、
いじめる側に立つか、
分からない現状にあります
私の見てきた学校は、
学級担任の力量、
学校自身の取り組みが、
十分ではない面がありました
①学級集団づくりができているか
②子どもが見えているか
③指導力があるか
これらを高めていくことが望まれます
学校の力量を高めることです
レベルアップを図ってほしいと思います
親の心配は、どうしたらいいの?
親は困りますよね
学校に送り出した後は、
どのような学校生活を送っているのか
見えないのです
「見えない、分からない」が不安を募らせる大きな要因になります
多くの場合は、良い想像はしませんよね
日頃から風通しの良い関係を学校と作っておければ、
困ったときには相談がしやすいのですが、
ほとんどの場合は、学校とは
保護者にとって敷居の高いとこではないでしょうか
「子どもの様子を見ていて」
元気がないように見える
いつもと違う
学校に進んで行きたがらないように感じる
勉強がはかどっていない
「親の思いは」
学校で何かあるのでは?
友達とケンカしていない?
困ったことがあるのでは?
いじめられていないか?
あなたも心配になりますよね
親の思考回路は、ほとんど同じです
あなたに限ったことはありません
【私のアドバイス】
※あなたのやるべきこと
子どもに、
「あなた、学校で何かない?」
「何かあるでしょう?」
「いじめられていない?」
このように問い詰めるのはNGです
子どもは、
「いじめられている」
このように決めつけるのもNGです
あなたのすることは、学級担任への相談です
「いじめられているのではないか」という、
あなたの思いは、まずは、置いておいてください
子どもの様子について、
「心配している」ことを、
あなたは伝える必要があります
少なくとも、これから、あなたの心配により、
担任は注意を払おうとします
気をつけてほしいのは、
「苦情ではなく、相談」であることです
今後、注意を払ってもらうことが重要なポイントです
ここから、
仮にいじめられていてもスタートになります
学級担任は、まだ認知していない状態です
「いじめは、担任に見えないところで起きている」
場合があるかも知れませんが、
見えないところで起きているとの想定はできません
あるなしに関わらず、子どもの様子に注意を払うことは正しいし
間違いはないのです
そして、継続的に相談することを確認します
最初の連絡で終わりではありません
あくまでもスタートラインです
あなたは、「スタートライン」を作るのです
学級担任が、
「特に変わったことはありませんよ」
と、最初の連絡で答えたとします
あなたは、「気になるのでお願いします」と伝えます
「様子を見てほしいこと」
「家の様子を伝えること」
「安心できる状態まで相談すること」
この3点を確認してください
実際にいじめの実態があれば、
改善する取り組みが強く必要になります
※詳しい対応は、電話等で気軽にご連絡ください

まとめ
ここまで私の考え方や実際に取り組んできたことについて述べてきました
内容から分かるように、
親も何も知らなければ何もできない、
全体を把握することの必要性、
情報として知っておくことの必要性を理解していただけたと思います
学校の様子と仕組、
学校や学級へのアプローチ、
全体像をつかんで、
個々の学校や学級担任の個性に応じた
子どもを守るあなたの行動、
冷静沈着な取り組みを行ってほしいと思います
あなたの子どもの学級の様子はどうですか?
先生はどんな人ですか?
まずは分析をしてみてください
そしてどう問題に取り組むか
順序立てて考えてください
私も娘を3人育ててきました
そのときそのときは、最善をとってきたつもりですが、
思うようにいかないのが子育てです
親はとして、子育ては一回だけ、
リセットしてやり直せたら
同じ子育てはしないだろうと思います
大変だけど昔を振り返ると、楽しかった思い出が蘇ってくるのです
もう一度小さい子どもたちと過ごしたいなと思います
あなたは、今大変だけれど、楽しい時間にいるのです
必死で取り組んできた子育てです
楽しい時間と言われても大変だよとあなたは思うでしょう
その子の親として、今いることに自信を持ってくれますか
時には感情的になっていく自分がいるかもしれません
その時は、その人間らしい自分を理解してあげてください
ある日、私は、喫茶店でお茶を飲んでいました
小学生の母親らしき数人の仲間も近くの席にいました
子育ての大変さを語り合っています
懐かしい気持ちになりました
うらやましい気持ちでいっぱいです
あなたも私のような日が来てしまいます
もう一度あなたは、今を感じてください
さあ、いきましょう
あなたの「子育て」をするために、、、