不登校は甘やかして育てる!

不登校は甘やかせて育てる

「甘やかす」とは

「甘やかす」とは、
特に厳しくしつけず、
わがままにさせておくことです
勝手気ままな行動も許容することです

こんなことでいいの?
これでは、それこそわがままになってしまって
親の言うことなど聞かなくなるのではないの?
と思われるでしょう

また、「甘えさせる」とは、
子どもが何かを要求したときに、それに応える
子どもの自主性を尊重して
要求のあったときにかかわる姿勢です

違いとは

この二つは、もちろん違います
「甘やかす」とは、
親が主体的に子どもの要求に応じていくことです

「甘えさせる」とは、
子どもが自主的に、関わりを求めるときに応じることです

子どもに対して、親が積極的に関わっていくのか
子どもの要求に応じて関わっていくのか
どちらがいいのかと言うことです

親の積極的な関わりとして、次のような場合

学校に行く用意ができたの?
宿題はできているの?
服は着たの?
~したの?
このような関わりは、「甘え」というイメージとは離れて
「過干渉」の状態です
「過干渉」とは、
「子どもが望むか望まないかに関わらず、
 親が望むことを子どもにやらせること」
です

過干渉で育てられると

一般的な過干渉で育てられた
子どもの特徴とは、
・自主性が育たない
・人に責任転嫁することが多い
・考える力が育たない
・人の顔入りを気にしすぎる
・無気力になりやすい
・自己肯定感が低く自尊心に乏しい
・ゲーム依存など現実逃避をする
・燃え尽きやすい

芳しい特徴ではありませんよね
過干渉や過保護は、よくないように思います
むしろ不登校に育ててしまいそうですね

もしこれらに気になることがあれば注意をしてください

過干渉と「甘やかされ型の子ども」


「甘やかされ型」の特徴は
「過干渉型」で育てられた子どもの特徴と酷似しています

自分で物事を決められなかったり、とにかく人を頼って依存したり
無気力であったり、人間関係が弱かったり、社会性が身に付いていなかったり…

では、「甘やかされ型」=「過干渉型」でしょうか
甘やかして育てることと過干渉で育てることは、同じだということは、
親の子どもへの関わり方は似ているということに必然的になります

甘やかすこととは、
とにかく子どもの言いなりになって
子どもの好きにさせる
特に厳しく接するわけでもなく
何をしつけようとすることもなく

ちょっと言いすぎのような気もしますね

過干渉型は、
「~したの?」
「~はできたの?」
「お母さんがしてあげるよ」
など、子どもの先へ先へと先回りしていき
子どもに何もさせない状態、、、、

「過干渉」がよい親の接し方とは言えませんが、
子どもの特徴が似ている
「甘やかす」ことは、本当にダメなことなのでしょうか?





「甘え」とは、必要な親のかかわり

「甘え」は、
子どもにとって必要な親とのかかわりです
「甘えさせる」のはよいが
「甘やかす」ことは、よくない
このように考える人が多いと思います

あの子は、
「甘やかされて育てられたからわがままだ!」
「甘やかされて育てられたから、しつけがなっていない!」
など、こんな声が聞こえてきそうです

本当に「甘やかす」ことは、よくないことなのでしょうか
子どもの気持ちになってみると、
「甘やかされたい」のではないですか
愛情の海のなかでゆったりと浸ってみたい
親の愛情を体中で受け止めて安心したい

わがままを言っても、無理を言っても
自分から離れていかない人
自分を見捨てない人
こんな人がいてこそ、こんな経験があることで
子どもは(人は)人生という荒波に向かって舟の櫓をこいでいく
自分の力で自分の力で未来を切り開いていく力が
湧いてくるのではないでしょうか

「甘やかす」ことはいいこと?


「甘やかす」ことは、すべてを肯定的に捉えることできません
しかし「わがまま言ってはいけません」など
そのような対応は、時として子どもをガッカリさせてしまう可能性があります
「甘えさせる」ときのように、
子どもは肯定的な態度で行動に出るとは限らないのです
無理なことを言ってみたり、親を困らせたり、
このようなことに枚挙にいとまがないのです

子どもはむしろ親を試すような言動を繰り返します
自分が不安な気持ちのときは、よけいにそうでしょう
安心したいという気持ち、親の愛情を確かめたい気持ち
そんなときにわがままなことを言ったり無理を言って見せます

そこで親は、塩対応をしたとします
どうでしょう
子どもはさらに試す行動に出てきます
これを繰り返すと収拾が付かなくなることも、、、
エスカレートせざるを得ない子どもの気持ちにしてしまうのです
「分かってほしい」
「分かってくれない」
さらに試す
分かってくれないからエスカレートする

「甘やかす」ことは必要?

「甘やかす」ことの必要性は、子どもの精神状態によってです
何もそのような必要の無い状態で「甘やかす」ことはしません
のべつ幕無しに「甘やかす」ことはしないのです
「親はどんなときにも、あなたの味方であること」
「あなたは、何も心配しないでもいいのだということ」
を、伝えることが必要なときです
そのときは、どっぷりと甘やかしましょう

そして、少しずつ子どもが理解したときには、
あなたは子どもに対して、親としてやるべきことをしていくのです

何をしたらよいの?
こんなクエスションが生まれるかも知れません
「甘やかす」こと、
この子に必要だと判断したなら
甘やかしながら、どのように「甘やかす」期間を抜けていくのか
前もって考えておくことが大切です

それは、子どもの自立への旅です
そして同時に、あなたの押しも押されぬ子どもの母になっていくことです

不登校の我が子との関わり方


不登校に陥りかけた子どもが小学校4年生なら、
4年生として関わって行くことが、
難しいなとあなたが判断したなら、3年生でも2年生でもいい、、、
もう一度育ち直しを子どもと一緒にしてあげる
マラソンランナーの併走のように、一緒に走ってあげる
多くの進む道がある、どの道に進むのか道標になってあげる

子どもが不登校に陥る、
だれでも「慌てふためく」ことになります

でも、これは言えます
ほとんどの親は、多かれ少なかれ程度はありますが、
「子どもが学校に足が進まない」経験をしています
あなただけに起きる特別なことではないのです

では、未来に向かって進んでください!

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