甘やかして育てると不登校になる!


甘やかされて育った子は、不登校になるの?
気になるところですよね

「甘やかす」とは、どういう状態なのか?
不登校になった子は、「甘やかされて育った子」
が、陥りやすいのか?

「甘やかす」状態とは、
子どもをかわいがるあまり厳しくしつけない
子どもが勝手気ままな行動をするのを許す
子どもの要求に過剰に応える
要求されていないのに
子どもの世話をしてしまう、
ことなど、

甘やかされて育った人の特徴とは、
一般的に、

わがまま
他人の思いなどを気にしない
自分のことがすき
空気が読めない
マナーがない
話し合いができない

など言われますが、
こうなるとは限りませんよね


不登校には多くの原因があります
「甘やかされ型」の子どもはどうか?
我が子の不登校の原因に、
「甘やかされ型」が関係していないのか?
親としては心配ですよね

「甘やかされ型」気になるワード
過保護、依存型、自立心、主体性、判断力
甘え、コミュニケーション、自己愛、我慢
自己否定、やる気、基本的生活習慣、わがまま
など

どうでしょう
あなたの気になるワードはありますか?

甘やかせて育てると不登校に陥りやすいのかどうか?
その関連性はあるのでしょうか
甘やかせて育てると、「わがまま」には
なるようの気がします

では、「わがまま」な子は、不登校になる要素が強いのか
お母さんが、日頃から子どもに迎合してしまうところがあると
確かに、「学校に行きなさい」といっても
「行きたくない」「今日は休む」
「友だちが気に入らない」
「勉強がイヤだ」
などと言い出すかも知れません
でも、これってお母さんに甘えているだけですよね
お母さんを困らせているのであって、不登校の状態ではありません

子どももわきまえていて、「わがまま」を言える場面で
「わがまま」いうだけで、他人の前では言いませんよ
「言ってもムダなこと」と分かっていますから、

甘やかされた子は、本当に「他の人を気にしない」のでしょうか
確かに、自己中心的な面もあるでしょう
勝手気ままに振る舞うことも、
子どもの性格によってあるかも知れません

でも、甘やかして育てる=自己中心的、に育つかも知れませんが
=他人を気にしない、こともない
イコールではないように思われます

多くの仲間、学級の中で暮らしている以上、やっぱり他の子ども他の人は
気になりますよね
そんな中で、子どもによって勝手な行動に繋がってしまうことも考えられますが
それは、甘やかされて育ったから、とは必ずしも言いきれないでしょう
むしろ「他人を気にしない」なら不登校にならないように思います

甘やかされて育った人は
「自分が好きな人」
これナルシストということでしょうか
ナルシストとは、
自己愛が強い人
「自分はすごいんだ」「もっと注目してほしい」人

やっぱり簡単に言うと「自分が好きな人」ですよね
きっとあなたの周りにも一人や二人、
当てはまりそうな人がいるのではないでしょうか

では、「自分が好き」だと不登校になるのでしょうか
全く認めてもらうということが学校の中で起こったら
どうして自分のことが分からないんだ、自分はできるしすごいのに、
と、葛藤が生まれるかも知れません
そうなると集団との乖離が生まれそうですが、
でも「自分が好きな人」=「不登校」
とも考えられない、イメージできないのではないでしょうか
不登校の可能性は、少ないと言えます

空気が読めない子
あまり好きな言葉ではないですね
KYとか言う言葉
甘やかして育てることで、周りの様子に目を配り
適切に自分の言動へと繋げていくことができない子になる
これは、「甘やかし」の結果生まれるのでしょうか

「空気が読めない」という言葉の善し悪しは置いておくとして
環境に適合していくという点について言えば
「空気が読める」ことはよいけれども、あまりにも
気にしすぎる必要はないと思います
環境と自分という面で、気になるところは感じます

マナーの面で、甘やかされて育つと不十分さがある
確かに、自分の言う通りに、「良い」「良くない」の判断基準が
不十分になってしまうかもしれません

しかし、成長していく中でこれらも学んでいくと考えます
保育園や幼稚園で、少しずつ集団の中で学んでいきます
小学校に入り、低学年から先生や友だちの中で、
やっていいことそうでないことを学びます
そして中学校高校と仲間の中で学んでいくでしょう

人間は、自分の中で、周りの中で修正しながら成長するものでしょう
家庭で甘やかされたからマナーが不十分である
考えられることですが、少しずつマナーを、もって行動できるようになることでしょう
また、そのことが不登校に繋がるとは考えにくいように思われます


「話し合いができない」
これらも学校で学んでいきます
様々な学習を通して、個々の苦手ができるようになる
他の面でもそうですが

苦手だから
「話し合い」をするのです
今の時代の学習は、教え込むような講義型の学習ではありません

甘やかされて育つと
人に合わせて「話し合いをする」ことは、苦手かも知れませんが
話し合いができないと言うよりも、経験がないと言っていいでしょう
このことから不登校に繋がってしまうようなことはないと考えます

不登校児童生徒は年々増加しています
育てるということは、
あまりにも深い問題ですよね
子どもによっても違います
何らかの要因が重なって不登校になってしまうことがあるでしょう

親として、
自分の子育てを「責める」
自分の子育てが悪かったのではないか
もっとこうしておけば良かったのではないか
繰り返し繰り返し自問自答することでしょう
でも、やめておきましょう
いくら考えても深みにはまるだけです
分からないのですから、

「甘やかす」状態とは、
子どもをかわいがるあまり厳しくしつけない
子どもが勝手気ままな行動をするのを許す
子どもの要求に過剰に応える
要求されていないのに
子どもの世話をしてしまうこと

「甘やかして育てると不登校になる」
ことは少ないとは考えますが
上記の「甘やかす」状態は、betterとは言えないでしょう
でも、やたらと厳しいのも、子どもはたまったものではなりません

「甘やかす」のではなく「甘えさせる」
「甘えさせる」とは、
子どもが何かを要求した際に、それに応えること、
子どもの自主性を尊重し、要求があったときにかかわる姿勢かかわる姿勢、
気持ちを受け止めて、話を聞いてあげる、
ものやお金がなくても愛情で子どもの心を満たしたあげる、

子どもの性格、反応も様々、
それでも子どもは育っていきます

子ども時代を振り返ったときに、
温かい気持ちが湧いてくるような、
そんな子ども時代にしてあげたいですね


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